第4回 『新ジャンル・ESの謎』
クロイツ「ラジオをお聴きのテメーら死んでください。メインパーソナリティーのクロイツ・スレイズスです」 刹那「テメーら死んで下さい。煙刹那です。よろしくお願いします」 クロイツ「えー、既に出ちゃってるんだけど・・・今回は第五回、なんか一区切り付いたかもしれないということで・・・・・ん!?えっ、まだ4回じゃん!別に区切りとか・・・ ま、いいか。 ゲストをお招きしてお送りしやーす。どうもー」 刹那「はい、どうも。お招き頂いて光栄です。ところでタイトルにマイリ殿の名前があるんですが、マイリ殿はいらっしゃらないんですか?」 クロイツ「キャラ被ったとか盗作だなんだで干されてたんでリストラされました」 正直ここがしんどい: リストラされました クロ 「ちなみにラジオのメイン僕なんで。彼女の名前が使われてるのは単に語呂が良かったんだそうですんで」 刹那「ああ、そうなんですか。 なら良いんです別に」 クロ「えーゲストを迎えて心機一転、ということでこのラジオをね、もう一度紹介しようと思います。それではせっかくですのでゲストさん、自己紹介よろしくお願いしやーす」 刹那「はい、任されました。 『金居マイリの正直しんどい』。このラジオは幸せな一生に立ちはだかる世知辛い世の中に毒を吐いて対抗しようと言う、ある意味明るい未来つくろう計画の一端です」 クロ「ハイ。のっけから『死んでください』と言ったのはただの挨拶ですんでね。訴えんなよ」 刹那「そうですね。でもなんか気合入ってませんでした?」 クロイツ「気のせいです。 つーかさ、もう黒い黒いって視聴者がうるっせーんだよ。そういう意図で『黒井』じゃねーっつう話よ。死んでくれ。 っていうか僕たちほぼ初対面じゃねえですか。接点ねーし」 刹那「そうですねえ。私はビスクノジア側ですし、最近は某吸血蝶に出番取られ続きでいっぺん臓物吐いてみますかってくらい暇なんですが」 クロイツ「僕も色々目だって個を確立しようと何度も何度も試みてんのに他の面子が濃すぎてすぐかき消されそうになるんですけど。んっとにマジざけんじゃねーよ死んでくれ」 刹那「黒井殿、死ね死ね言いすぎですよ虫野郎死んでくれ」 クロイツ「クロイツです」 刹那「おや、申し訳ありません。 それにしても既にマイリ殿のことが無かったことになってるのがこのラジオの怖いところですね」 クロ「批評とか良いですから。ていうか、このラジオに参加してる時点であんたも共犯みたいなモンですからね。都合悪いときだけ部外者ヅラしないように」 刹那「ははははは」 バターン!! クロ「うわっ来た」 マイリ「うわっ来た、じゃねー!! もー、皆なんであたし居ないのに進めてるの!?酷いよ!わざと集合時間ズラして教えてくるしさー!イジメですか!?ふざけんじゃねーよ!!」 クロ「あのちょっとうるさい。いま本番なんですけど」 マイ「本番に呼んでください!!」 刹那「噂をすればなんとやらですね。こんにちはマイリ殿」 マイ「えっあっ、えええ!?なん、なんで刹那様がここに!?う、うわっ、無し!今のとか、あの、違いますよ!ちょっと気が動転してて、ですね、あの」 クロ「この人は今回ラジオに呼んだゲストです。 っていうかアンタ俺とこの人と態度違いすぎじゃねーの?媚びてんなよ。なんだ?そういうことか?あーあー、そういうことか? 死ね」 マイ「死ね!? ちがっ・・・ええっ、だって違うよだって刹那様はお世話んなってる所の人だから色々ね、フェンイル様とかにね、人間的に小さいとこチクられて愛想付かされて挙句追い出されるという展開になると非常に不味いというか、表面上だけでも何とか取り繕いたいというか」 刹那「これ多分そのフェンイル様とかもいま聴いてると思いますけど」 マイ「やっべ刹那さ、ま、あっ聞こえて・・・え!?これマイク入って・・・ええええええ!? 入ってないよね!?声小さかったもんね!大丈夫ですよね!?」 クロ「結構喋ったし、そろそろ導入部分も終わりでいいですかね。さっそく今回のノルマ分、行きましょうか」 刹那「はい、今回はラジオへ寄せられたしんどいお便りとやらを紹介するんですよね」 マイ「えーなんで無視なの!?えー!?えー!?やーべぇー もう生きていけな・・・・ ・・・・・・えーと、あのっ、今の全部嘘ですよ!ビスクノジアのみんなっ、だいすき☆」 刹那「もはや何を言っても取り返しがつかない気がしますけど」 マイ「・・・・・・・・(ゴン)」(崩れ落ちて壁に頭ぶつけた) クロ「あ、壊れた」 刹那「それではそろそろお便りのコーナーに行きましょうか」 クロ「はーい。まずは最初のお便り。オイちょっとアシスタント。仕事する気あんなら読めや」 マイ「どんどん格が下がっていく・・・ ラジオネームすだれさんからのしんどいお便りです。ありがとうございまーす。 『ヒガリがみれない日は一日しんどいデス……。』」 クロ「・・・・・・・・・・」 刹那「はあ・・・・ヒガリって何です?ヒトですか?」 マイ「あのー、黒井くん。なんか反応とかもうちょっと・・・」 クロ「・・・・・・・・・・・・・・・・なんか・・・・・・違うんだよー!!」 マイ「何が!?」 クロ「何コレ!?は!?何だよこの正の空気をかもし出す回答は!?よく言えば健康的、悪く言えば毒をもたないフグのような生ぬるいこの発言は!? しんどくねーよ!しんどいのは毎日同じ屋根の下に生息されるこっちだっつの!!」 マイ「どんだけブラックなの期待してたんですか・・・・」 刹那「あははは。いいですね、彼は。汚れきってますね」 クロ「うるっせえ黙れ」 刹那「・・・・・・・」(無言でマッチ取り出す) マイ「ちょっとちょっとちょっと!!火気厳禁!!何する気ですか!?」 刹那「ああ、つい癖で髪に・・・・ふふ、すみません」 クロ「・・・・・・・・」 マイ「で、できれば直してください・・・ ・・・・・・・えーと、すだれさん。もしこっちに来ることがあったら、あたしに連絡してください。できればヒガリと一緒に住んでた数年前にタイムスリップでもして。いつでも代わってあげ」 クロ「ちゃっかりテメーだけ免れようと目論んでんじゃねー!!」 マイ「なんでよー!?いいじゃん!あのね、あたしとヒガリは家族なわけですよ。一緒に住んで無くても世話しなくてもパシられなくてもゴミのような扱い受けなくても家族なんです。即ち一緒に居る必要は無いんです」 クロ「ちなみにこのようなお手紙が届いてるんですね〜。 現役大陸最強さんからの・・・普通のお便りですね。 『あんま調子こいてるとシメに行くからな、マイリ』」 マイ「ヒガリじゃね!?」 クロ「因みに家で渡されました」 刹那「手渡しですか。果たし状みたいですね」 マイ「っていうかコレまんま果たし状みたいなもんですよ・・・・あー!!どうしよう・・・・」 クロ「別に調子こかなければいい話だろーが。まあ今日の放送でアウトだったらどうしようもねーですけどね」 マイ「あーヤバイーヤバイヤバイヤバイーヤバイよー今度こそ両足折られる」 クロ「なんだかんだでアンタが一番しんどそうですね」 刹那「さすが『金居マイリの正直しんどい』ですね」 マイ「ちょ・・・もー・・・・・人事だと思って・・・」 クロ「んじゃあ次のしんどいお便りいきましょー。はい、お願いします」 刹那「なんですかこのメインパーソナリティー自分で読まないんですか」 マイ「あー、この人ココでは女王様なんで。ここだけの話、たぶん家庭のストレスがここで」 クロ「おい何勝手なこと抜かしてんだこのアマ!! 家庭ってなんだよ!?さっきの仕返しか!?」 マイ「えー、じゃあ『仕事のストレスがここで』・・・あ、刹那様気にせずどうぞ読んじゃってください」 刹那「分かりました。 ラジオネーム太郎さんからのしんどいお便りです。 『ついさっき、自宅のプリンターに印刷した紙が取り残されてるのに気付きました。 見てみると、提出したレポートの最後の一枚…参考文献の部分でした… ちょっと、泣いてもいいですか… P.S.単位を落としていたら、またお便り書きますね…orz 』」 マイ「あー、これはまたリアルな・・・・」 クロ「いや、リアルっていうか実際に起こったことですしね」 刹那「ああ、仕事でもたまにこういうことありますね」 マイ「そうなんですか?」 刹那「ええ。この場合、とりあえず最後の一枚を閉じて完成させた書類を提出するのがいいですね。もし現状にどうしても納得いかないというのなら」 マイ「へー。でも受け取ってくれない先生も居るんじゃ・・・・」 刹那「受け取る、受け取らないはこの場合関係ないんです。少なくとも『書類の最後には参考文献を添えるべき』ということを知らなかったわけではなく、あくまで忘れただけであると渡すときに伝えられるでしょう? それに人によっては失敗を長い間引きずる人間も居ますからね。もしこのことをずっと引きずりそうなのであれば、何か行動を起こして気持ちに区切りをつけるのも一つの手でしょう。直談判して条件付きで成績を上げてもらうとか。まあ影響するのは個人の成績だけですし、好成績をとるつもりがないなら別にスルーで良いですがね。私には関係ありませんし」 クロ「最後ので色々台無しだよ」 マイ「で、でも!やっぱり大きな組織で仕事してると違いますね!」 刹那「まあ私も教育した部下が居ますからね」 マイ「えっ・・・」 クロ「自分でヨイショしといて固まるなよ・・・。 まあ借りに単位落とされたとしても、欠席ナシなら直談判で盛り返せるかもな。せーぜーガンバレや。 じゃあ次のおたよりですよ、っと。 ラジオネームえるさんからのしんどいおたよりです。 『クロイツ君本性出てますねー笑』 あんだよ文句あんのか。出してねーよ得に。 『ところでラジオへの便りです。聞いてくださいませ。 えっとですね、私の親友とその彼氏君の関係がバイオレンスというか軽くSMなんですよ。それだけなら 別に構わないんですよ。たぶん世の中によくあることだと思いますし。 ただ普通と違うのはSがMにSなことを強要させて楽しむという異次元レベルなことをしているということ です。つまりSがMに自分を公衆の面前で罵らせたり殴らせたりしてるんです。 それでMが泣きそうになってたり「勘弁してくれ」と懇願しているのを楽しむというやばいプレイです。 私は親友としてどうするべきでしょう』」 マイ「いきなり話が大きくなりましたね」 クロ「そうですね・・・解決すべき点が多くて問題を見失いそうですね。 つーかこの中でこういう経験がある人、居るんですか?」 刹那「そういった経験は記憶にはありませんね。ははは、あまり女性と長くお付き合いする機会がないもので。知らないうちに子供が居たりするかもしれませんけど」 マイ「笑えない冗談は止めて下さい」 クロ「で、Mの専門家としてこれはどう対処すべきですか?」 マイ「専門家って何!?まさかあたしかあああ!? そういうディープな世界とは無縁ですよ!一方的な暴力は多々ありましたけど」 クロ「いや、それはそれで問題あると思うよ。訴えろよ」 マイ「ってか、君を訴えます! なんでそーなんの!?あたしMじゃないよ!! 殴られるくらいなら殴った方がいいです!!」 刹那「どういう弁解ですか」 クロ「だって金居マイリでしょ。KMでしょ。K(かなり)M(エム)の略でしょ?」 マイ「そっちなんてKSでしょーが!K(かなり)S(エス)でしょーが!!謝って下さい、全世界のKMの人に!!」 クロ「テメーが謝れ!!」 刹那「『ぶっちゃけなんでパーソナリティーがマイリと黒井さんなんですか? 』っておたよりも届いてたんですけど、こういうことだったんですね。放送開始から既にK(かなり)SMコンビでお送りしております」 クロ「何言ってんだテメエ!!しばくぞ!」 刹那「・・・・・・・・・・・・・ふふ」 マイ「もうやめて黒井くーん!!SMでもなんでもいいから逆うな!あたしたちのライフは、もう・・・っ!! あのっ、すいません刹那様!この人、あの、基本 自分以外ゴミだと思ってるもので! 本当勘弁してください!頭下げますんで!」 クロ「おいいいいい!! なに勝手なことほざいてんだテメー!!俺のイメージ何回書き換える気だ!?」 マイ「え、大して変わんないでしょ!?」 クロ「あんだと!?テメッ、表に出」 カチッ バンッ ゴオオオォォオオン・・・・ (※ブース内のロッカーが小規模爆発を起こしました) クロ「うおぉっ!?・・・・えっ、何!?ロッカー!?え!?」 マイ「ぎゃー!!やー!!うあー!!・・・・ゴホッゴホゴホゲホッ、おえっ」 刹那「あはははははっ、煙で何も見えませんね! ふふふ、はははっ・・・・・はーっはっはっはっはははは!!」 クロ「なんかスイッチ入っちゃったよ!!」 (※しばらくお待ち下さい) クロ「・・・えー、時間がかかりやしたが再開でーす。 予想外の出来事にスタジオごと移動する羽目になりました。これでも最速スピーディーに事運んだんでご了承下せー。 ちなみにゲストには穏便にお帰り願いました」 マイ「だから言ったじゃん だから言ったじゃん」 クロ「はいKMうるさいよ。 つーわけで、引き続き質問にお答えしたいと思いやす。 えー・・・・ああ、SMのSが新境地を開発した挙句公衆の面前で実行してて、親友の自分はどうすれば、っていうやつでしたか」 マイ「そうですけど、それは身も蓋もな・・・」 クロ「黙れ。 えー、とりあえずえるさん、もしその二人に別れて欲しくない、って1ミリでも思うなら、その気持ちを武器にSさんを説得するのも手だと思いやすよ」 マイ「1ミリの気持ちでそこまでやれるもんですかね・・・」 クロ「は? ああ、そういうことじゃなくて、つまり『私は二人が好きだからこんなことで別れて欲しくないんだ、Mくんだって傷ついてるよ』という情に訴えかける作戦です」 マイ「あー、また黒井君はー・・・そういうこと言うから・・・・」 クロ「言うから、何? まあSさんと友達で居られれば別にいいってんならアクション起こす必要ないと思いやす。以上!」 マイ「も、もうちょっと親身になってあげましょうよ・・・・」 クロ「じゃーアンタが親身な回答すりゃいーだろ」 マイ「ええ!? う、うーん・・・・うーんと・・・」 クロ「ケッ、思いつかねんならケチつけんじゃねーっつの!(バン!)」 マイ「ギャッ、ちょっ・・・台本たたきつけないでくださいよっ!本当にその筋の人だよ!」 クロ「へいへーい」 マイ「・・・あっ、思いついた!」 クロ「ええー、今更ー?」 マイ「いーじゃないですか!そっちから振ってきたくせに! えっとですね、なんだかんだいってこれはSM2人の問題じゃないですか」 クロ「アンタも言い方相当問題あると思うけど」 マイ「つまりMさんがこの状況を問題に思ってなければ何の問題も無いってことですよね!」 クロ「そうか?」 マイ「だから、まずはMさんにそのことについてどう思うか聴いてみるのがいいと思います! 案外Mさんの発案だったりするかもしれないし!」 クロ「それは無いだろ」 マイ「もしMさんが合意の上なら二人がそれを飽きるまであたたかく見守ってあげるのも一つの答えだと思うし。 Mさんが嫌がってるっていう場合なら、Sさんに『このままじゃヤバイ』と思わせればいいんですよ。そうすればきっとSさんも自分から止めるんじゃないかな」 クロ「どーやって?」 マイ「あのねあのね、MさんがSさんを殴った後にね うっとりするの」 クロ「・・・・・・・・・・・・」 マイ「・・・あの・・そのポッカーン って顔やめてくれませんか」 クロ「・・・・・えるさん、僕らじゃこれが限界です。もし少しでも無理を感じたら、近くのSMカレカノ持ちにでも相談してみてください」 マイ「えー、ダメですか?」 クロ「たりめーだろーが!!」 マイ「いいと思ったんだけどなあ・・・」 クロ「それではそろそろお別れのお時間です」 マイ「はーい」 クロ「『マイリ一位おめでとうっ!』というお便りも着ていますがこれもスルーってことで」 マイ「え!?」 クロ「そして今回でラジオ金居マイリの正直しんどいは最終回です」 マイ「え!?」 クロ「それでは皆様、さよーならー!」 マイ「え、え、ええ、さ、さよならー!?」 マイリ「金居マイリの正直しんどいはフィクションです。実際の人物、団体とは全く関係ありません」 クロイツ 「この放送は『ジメッと保湿』シメリ牛乳、平水農業と」 マイリ「『この綺麗な海をあなたへ届けたい』ビスクノジア水産の提供でお送りしました」 |